
VOL.23
都心から地元へ
宮崎で描く仕事と暮らしのバランス
宮崎県出身の日髙さんは、大学進学を機に県外へ、卒業後はそのまま県外で就職。その後9年間、外回りのエンジニアとして働いていました。仕事にも慣れ、充実した日々を過ごしていましたが、30歳を目前にして「このままでいいのか」と考えるようになりました。ちょうどその頃、勤めていた会社の方針も変わり、働き方に疑問を感じ始めたタイミングだった為、退職を決意。実家のある宮崎で両親の近くにいたいという思いも強くなってきてることもあり、地元宮崎に帰郷しました。宮崎での暮らしや働き方について、詳しくお話を伺いました。

地元宮崎に根ざした企業で、地域に貢献
現在、私は宮崎電子機器のソリューション&サービス課で、オフィス向けシステムの設計や導入支援を担当しています。入社当初は複合機の導入を行うエンジニア職でしたが、システム系の業務に適性があると判断され、今の部署に配属されました。企業へ業務効率化や課題解決に直結する提案も行うことができるため、やりがいも大きいです。県内各地の企業を訪問しながら、地元企業にも貢献ができるこの仕事は、自分にとって理想的な環境だと感じています。

風通しの良い社風で、柔軟な働き方を実現
宮崎電子機器は、働く人の成長と働きやすさを大切にしている会社です。メーカーと提携した手厚い新人研修があり、未経験の私でも安心して働くことができます。また、リモートワークやスライド勤務等、労働環境の整備なども順次進められていおり、時代にあった働き方をすることができています。オンとオフの切り替えがしやすく、自分のペースで働ける環境が整っていると感じます。仕事とプライベートのバランスがとりやすい職場です。

地元の良さを実感 車社会が暮らしを快適に
宮崎に戻ってきて感じるのは、生活のしやすさと人の温かさです。都心のような満員電車に揺られることもなく、通勤はとても快適です。車があれば移動もスムーズで、ちょっとした買い物や通院も気楽に行けます。また、時間の流れがゆっくりしていて、心に余裕を持てるようになったのが魅力的です。都心に比べて遊ぶ場所は少ないかもしれませんが、カフェやパン屋めぐりを楽しむなど、休日の過ごし方にも新しい楽しみを見出せました。日常のストレスが少なくなったことを実感します。

まずは一歩踏み出してみる 気楽な気持ちで宮崎へ
私自身、最初からUターンを強く意識していたわけではありません。一度帰ってからゆっくり考えようという気持ちで戻ってきたのが正直なところです。だからこそ、「迷ったらとりあえず住んでみる」くらいの気持ちで宮崎に来てみてほしいと思います。実際に暮らしてみないとわからないこともありますし、住むうちに自然と見えてくるものがあります。無理に決断せず、まずは一歩踏み出してみることが、移住の第一歩になるのではないでしょうか。