
VOL.22
自分らしく働く道を見つける
宮崎県出身の甲斐さんは、大学進学をきっかけに千葉県野田市へ。理工学部で物理を専攻し、大学院まで進学し、研究職に進もうとしていました。しかし、大学院で学ぶ中で、”自分には向いていないかもしれない”と感じるようになり、卒業を機に一度宮崎に戻ることを決めました。宮崎に戻ってきてからの暮らしや、現在の働き方について詳しく伺いました。

コロナ禍をきっかけに、地元での就職を決意
もともとは宮崎に住んでいましたが、大学進学をきっかけに千葉県野田市に移住しました。大学では、理工学部で物理を専攻。大学院まで進み、研究職に進もうと考えていましたが、大学院で学ぶ中で、”自分には研究職は向いていないかもしれない”と感じるようになりました。ちょうど就職活動の時期に新型コロナウィルスが流行し、緊急事態宣言も経験したのですが、当時は外出自粛などの影響もありましたので、”東京で働く自分”のイメージが持てなかったんです。当時の環境では、”自分に合う場所ではない”と感じたので、卒業を機に一度宮崎に戻ることを決めました。

「コトログ」で、自分らしく働ける日々
宮崎に戻ってからは、IT分野への就職を見据えて職業訓練校のインタークロスに入校しました。大学院時代に少し触れていたプログラミング経験を活かしつつ、Web分野の基礎から学び直そうと思ったんです。現在は、「株式会社コトログ」にエンジニアとして勤務しています。週3日出社・週2日在宅という働き方が可能で、自分は出社と在宅は曜日で決めています。休みも取りやすいので、自分のペースで働き方を選べるのは、ありがたいです。フリーアドレスとまではいきませんが、気分転換で席を選べたり、昇降デスクもありますので、ストレスフリーな働き方を支える工夫がされています。社員の意見をきちんと受け止めてくれる会社です。

都会にはない ゆとりと心地よさ
東京での生活を経験したからこそ、改めて地元・宮崎の魅力にも気づいたと言えます。人も少なくて落ち着いて過ごせますし、プライベートを充実させながら暮らすにはちょうどいいですね。車さえあれば、買い物や外食にも困ることはありません。都会と比べれば多少の不便さはありますが、それを補って余りある居心地の良さがあります。休日は、家族と一緒に出かけることが多いです。最近ならお花見に出かけたりしました。東京とは違ってゆったりした時間を楽しんでいます。忙しさに追われるより、自分のペースで働きたいと思って宮崎へ戻ってよかったです。